CGTech プレスリリース(国内)

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次世代のVERICUT – バージョン 9.0

東京都豊島区 – 株式会社CGTechは、VERICUT(ベリカット)ソフトウェアの最新リリースであるバージョン9.0日本語版(日本語版は9.0.1)を2020年6月1日(月)にリリースします。VERICUTのCNCマシンシミュレーション、検証、最適化ソフトウェアは、あらゆるタイプのCNC機械加工、積層造形(アディティブ)、ハイブリッド製造プロセスをシミュレーションします。ソフトウェアは独立して動作しますが、主要なCAMシステムと連携することもできます。

「VERICUT 9.0は以前のバージョンよりも「スマート」で、工具管理データベースや最新のCAMシステムへの接続がより強力になっています」とアメリカ本社のVERICUT製品マネージャーであるGene Granataは言います。 「ほとんどのユーザーは、特に積層造形またはハイブリッドAMオペレーションをシミュレーションするときに、パフォーマンスの向上も体験します。無料で使用できるWindowsアプリ VERICUTレビューアーの機能強化により、プログラマーは部品の製造方法を他の人(機械オペレーターや品質保証担当者など)と共有できます。」

VERICUT 9.0は、新しいグラフィックスエンジンを含め、PCパワーを生かして効率を向上させるために設計されたいくつかの機能強化を備えています。ユーザーは、機械および機械加工プロセスのよりシャープで、より鮮明で、より現実的なビューを体験できます。また、ユーザーから要望されたいくつもの機能強化とソフトウェア改善も行いました。

 

グラフィック表示の機能強化
VERICUT 9.0で大幅に強化された画像品質により、機械加工されるワークでの問題や欠陥を簡単に見つけられます。単一のビューで最適なパフォーマンスのシミュレーションを実行します。材料ビュー、機械ビュー、旋盤ビュー、あるいは最適な表示のビューレイアウトを、シームレスに切り替えます。

ベリフィケーションの合理化
オートディフ、材料の切断、X-キャリパーなどのVERICUTの主要な機能はどのビューでも使えるため、検証作業の合理化、生産性の向上が実現できます。

NCプログラム最適化 Force
Force "分析"により、潜在的に危険な加工条件を見つけたり、十分に活用されていない工具を特定したりします。Forceチャートには、新しい「比較を埋める」オプションがあり、送り速度と切りくず厚さに対するForce最適化によって修正された箇所を視覚化するのに役立ちます。

カラー表現の設定
カラー表現の設定には部品とモデルの「カラー」オプションが付随していて、VERICUTシミュレーションで使う物体に、リアリズムを付加できます。よく使う材料のリストを用意していて、NCマシン、切削工具、治具、機械加工されたワークをよりリアルに見せるために使えます。また、エラーや間違った切削を簡単に識別できます。

透過度の機能強化と新しい「材料/設計モデルのビュー」
半透明の材料に埋め込まれている設計モデルをすばやく表示する機能を追加し、設計モデルや切削材料モデルでのオートディフの削り過ぎや削り残しを表示します。透過度はマシン部品や材料モデルに対し適用でき、[ビュー]タブにある「透過度」スライダーで調整できます。透過度は前述のカラー表現を使って個別に設定することもできます。

X-キャリパーの機能強化
X-キャリパーに新しい測定と機能をいくつか追加して、測定(寸法)の表示方法をさらに細かく制御します。これには、補角、直径/半径、カラーやフォントも含まれます。寸法を含む画像は、印刷、画像ファイルへの保存、図面の作成で利用できます。
図面の作成
「図面の作成」の新機能により、寸法や注記を使ってシミュレーションからのイメージをこれまで以上に簡単に作成できます。これは別の人が製造工程を理解するのに役立ちます。図面の作成はベリカットのレポートとの連携が簡単で、オペレーションのセットアップや機械加工されるワークがさまざまな段階でどのように見えるか、文書化できます。

マルチ工具ステーション
新しいマルチ工具ステーションという工具部品が、工具マネージャーに追加されます。ユーザーは複数の工具を単一のタレットステーションに取り付けて保持する装置を設定できるようになります。マルチ工具ステーションは工具マネージャーで全体を設定できます。また、新しい[工具交換リスト]ウィンドウを介してプロジェクトで変更することもできます。

新しい[工具交換リスト]ウィンドウ
[工具交換リスト]ウィンドウが機能強化され、グラフィクを使ってタレットやツールチェーン上で工具を設定する機能や、「フラッシュ」多機能工具の向きを定義する機能などができます。工具交換の情報はプロジェクトファイルに保存され、ベリカットの工具ライブラリーの工具は他のプロジェクトや他のユーザーが使用できるよう、「中立」状態を保ちます。

レビューアーアプリの機能強化
VERICUTのレビューアーアプリには、VERICUTベリフィケーションと同じ機能強化版グラフィックエンジンを搭載しており、ユーザーは劇的なパフォーマンス向上がすぐにわかります。

新しい[材料の切断]ウィンドウ
新しい[材料の切断]ウィンドウは、切断面のダイナミックな位置指定と角度の修正によって使いやすくなります。切断する平面の定義方法に関するオプションがいくつかあり、それらは、3/4切断面表示の簡単な作り方、どの物体を切断するか、どのビューで切断された物体を表示するかのコントロールなどです。

 

 

CGTechについて
CGTechのVERICUTソフトウェアは、CNCシミュレーション、検証、最適化、分析、積層造形の標準となるソフトウェアです。 またCGTechは、複合材の自動ファイバ積層(AFP)、自動テープ積層(ATL)、および自動リベットCNCマシン用のプログラミングおよびシミュレーションソフトウェアも提供しています。VERICUTのソフトウェアは、あらゆる業界のさまざまな規模の企業で使用されています。 1988年に設立され、アメリカ合衆国カリフォルニア州アーバインに本社を置きます。 CGTechは世界中にオフィスを持っています。詳細については、CGTechのWebサイト(https://vericut.jp)にアクセスするか、03-5911-4688に電話するか、info@cgtech.co.jpにメールをお送りください。

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編集メモ:  添付された画像 – Stock-Design_view-V90_relnotes_J.png, X-Caliper_V90b_J.png

CGTech、VERICUT、およびOptiPathは、CGTechの登録商標です。
AUTO-DIFFおよびX-CaliperはCGTechの商標です。