VERICUT V9.2
－ 生産性と持続性の向上 －
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干渉＆パフォーマンスの改善
ベリカット 9.2では、干渉チェックと全体的なパフォーマンスの大幅 なスピードアップと精度の向上が図られています。深い凹面での干 渉侵入、旋盤加工（特に大物部品の内径加工）、ポリゴン数が多い ような非常に詳細なモデル間の干渉チェックにおいて、ユーザーは 大幅なスピードアップを得ることができます。タイトな切削解像度 での材料除去のシミュレーションが、最大30％高速化しました。
新しい3DLive™インターフェイス *1
3DLiveデータのインポートにより、ベリカットのマシン構成プロ セスを簡素化し、よりリアルなセットアップを瞬時に作成するこ とができます。CNCマシンのカラー、形状要素部品、ツールホル ダー、切削工具を含む3Dジオメトリと、キネマティック情報、スト ロークリミット、軸の最小/最大送り速度、マシンの初期位置を含 むGDML *2フォーマットのファイルをインポートできます。
*1: 3DLive™は、MachiningCloud, Inc.の登録商標です。
*2: GDML（Geomatry Description Markup Language）
切削工具のサポート強化
ベリカット 9.2では、簡単に定義できる新しい切削工具を搭載 しています。ロリポップと面取り、そして新しいスレッドミル。プロ ファイルやCADモデルで定義された穴あけカッターは、それが 表すカッターのタイプ（ドリル、リーマー、タップなど）を指定する ことができ、ベリカットはその工具の能力と制限に応じて加工 エラーをチェックすることができます。
工具レポートの強化
切削工具の詳細な情報を含むレポートを素早く作成すること ができます。
- パラメトリックなカッター値、刃長、全体の高さ、突き出しとゲージの距離を含む、フライスと穴あけカッターの自動寸法記入。
- 工具マネージャーの新しい断面機能 - ツールホルダーや工具アセンブリ全体をセクションして、カッターやアダプターがホルダー内に正しく収まるようにします。
- 新しく寸法記入された工具画像がレポートで利用できるようになりました。
最適化のためのオプション
目標とする切りくずの厚さや、以下のような最適化設定の制限 を自由に組み合わせて、プログラムを最適化できます。
- Force（最大）
- 動力（最大）
- 工具の変位（最大、※ベリカット 9.2の新機能）
ドッキング可能な新しいグラフと工具使用ウィンドウ
改良された「グラフ」ウィンドウは、「情報グラフ」と「Forceチャー ト」を組み合わせた、包括的に設定可能な新しい「グラフ」ウィン ドウです。切削条件とForce条件の組み合わせを選択して、グラ フ表示、切削限界の表示、最適化された値と元の値の比較を行 うことができます。新しい工具使用ウィンドウでは、工具とプログ ラムの実行時間、および最適化による節約効果を簡単に確認で きます。いずれかのウィンドウをベリカットデスクトップにドッキ ングすれば、シミュレーション中にリアルタイムで情報を確認す ることができます。
レポート機能の強化
- マルチ工具ステーションにセットされた工具の詳細なレポート
- ユーザー定義のテキストフォント、ヘッダーとセルの色を含む、テーブルフォーマットの強化
- 編集可能な検査測定値と公差値
- インスペクションテーブルで「測定器具」の選択が可能に
Force Turningの改善
旋削部品の隙間や障害物を通過する際の送り速度を遅くする 新しい「旋削の断続切削の補正」設定により、旋削インサートの 寿命を延ばすことができます。
以前のバージョン
| VERICUT 9.3 よりスマートな加工を実現 |
VERICUT 9.2 生産性と持続性の向上 |
| VERICUT 9.1 さらに進化したシミュレーション |
VERICUT 9.0 新世代のVERICUT |
| VERICUT 8.2 CNCシミュレーションを再定義 |
VERICUT 8.1 シミュレーションを合理化 |
| VERICUT 8.0 高速ワークフロー |
